エアコンクリーニング完全ガイド

エアコンクリーニング後の故障リスク

エアコンを快適に使い続けるために、定期的なエアコンクリーニングは欠かせません。しかし、そのクリーニングの過程でエアコンに故障が発生する恐れもあります。特に自分でクリーニングを行う場合にはこうしたリスクがあることを考慮しておきましょう。無理に奥まで掃除しようとすると、破損につながる恐れがあるのです。自分できれいにしたい場合には、安全にできる範囲にとどめておくことも大切なポイントといえます。

本格的に綺麗にする場合には、プロにお願いするとよいでしょう。多くのエアコンクリーニングを行ってきたプロなら、作業にも慣れていますし、破損しないように気を付けるポイントがわかっていることも多いです。それでも、トラブルが起きることもありますから、自分でやるにしてもお願いするにしても、終了後はきちんと動作するかどうかを確認しておくようにしましょう。

エアコンクリーニングで故障リスクを最小限にする養生の方法

エアコンクリーニングでは、どうしても洗剤液や水を使うため、エアコンとその周辺を養生する必要があります。養生する理由は、クリーニングで飛び散る汚水で室内が汚れることを防ぐことです。もう一つの理由としては、エアコン室内機の濡れると故障する可能性のある電気的な部分を保護する目的で行います。エアコンの故障リスクを最小限にするためには、電子基盤とモーターが濡れることがないように完全に養生することが大切です。

故障リスクを最小限にする養生の方法は、まず、エアコンのカバーを外せば現れてくる電子基盤とモーター部分を保護します。乾いた雑巾やウエスを被せて、養生テープで固定します。これを行う理由は、基盤自身や基板上の部品に突起がある場合、水分から保護するための養生シートが破れてしまうことを防ぐためです。さらに雑巾を被せた電子基盤部とモーター部を養生シートで覆い隠し、水分が進入しないように養生テープでシートを貼り付ければ完成です。